材料切断
鋼板の切断はシャーリング機で行っております。切断できる最大幅は板厚にもよりますが、4×8板のサイズ(約2400mm)まで切断することが可能です。また、パイプやアングルといった型鋼についてはメタルソーで切断し、加工内容によってはパイプカッターによるエグリ加工やコーナーシャーでの切り欠き加工をします。
曲げ加工
プレスブレーキでは材質や板厚にもよりますが、最大曲げ幅は2500㎜まで曲げることが可能です。自作も含めた金型で、さまざまな形状の曲げに対応できるようにしております。R曲げについては円錐をはじめ、3本ロールによる円筒の巻き加工も行っております。また、パイプベンダーによるパイプの曲げ加工も一部行っております。
溶接
当社における溶接加工はTIGによるものが大半を占めますが、製品によっては半自動溶接やスポット溶接も適宣行っております。ステンレス・アルミ・スチールといった材料をアークと呼ばれる高熱の放電現象によって母材を溶融させ、各パーツを製品形状へと組み合わせていきます。中でもステンレス鋼のTIG溶接を得意としており、強度はもちろん、溶接ビードの外観においても高い品質を目指して常に溶接技術の向上に努めています。
研磨
仕上げは製品の外観を決めるとても重要な工程です。特にステンレスは材料の特性として、鋼中のクロムが大気中で酸化することによって材料表面に形成される不動態被膜という薄い膜によって保護されています。そのため、鉄のように腐食を防止する為の塗装やメッキを材料表面に施すことがほとんど無いぶん、他の鋼材に比べて傷やへこみには十分注意する必要があります。当社では長年試行錯誤しながら培ってきた研磨技術で、ヘアライン・バフ研磨といった表面仕上げにおいてお客様から高い評価をいただいております。